『※AKB調べ』“汚ドル”特集のメリット(総選挙分析ライター)

『※AKB調べ』“汚ドル”特集のメリット(総選挙分析ライター)


今週11月19日の『※AKB調べ』は「プライベートヨゴレアイドル一斉捜査!!」ということで「AKBで一番ガサツなのは誰!?」という“汚ドル”特集だった。

結果は以下のとおり。

第1位　谷真理佳(SKE48) 32票
第2位　小石公美子(SKE48) 19票
第3位　指原莉乃(HKT48) 13票
第4位　松村香織(SKE48) 11票
第5位　込山榛香(AKB48) 10票
圏外　青木詩織(SKE48研究生)、市川美織(NMB48)


夢を売る稼業の“アイドル”の実像がメンバーの証言によって明らかになるというのは今までも『AKBINGO!』他で行われていて、古くは「ショージキ将棋」でAKB48の小嶋陽菜の部屋が汚いと卒業した篠田麻里子が言っていたし、横山由依の部屋に泊まった島崎遥香が横山の布団が臭うということも言っていたような記憶がある。

3位に入った指原はHKTに移籍前のAKB時代は母上と同居していたので部屋が汚いという話は一切なかった。HKTに移籍後、自らグーグル+に一人暮らしの部屋が汚いと投稿していたので、今回の13票はおもにHKT48のメンバーから入った可能性がある。”HKT王国”を築きつつある指原だが、もし「圧制」を敷いていたらメンバーは指原を怖がってこんな投票をしなかったと思うので”HKT王国”はフランクな体制のようだ。なお、指原のファンは前述のように指原が部屋は汚いと言っていたのを知っているので、今回の結果に特段の驚きはなかったのではないかと思う。

今回の結果に筆者がある種の驚きを感じたのは第1位となった谷真理佳である。谷の部屋が汚いということはどこかで聞いたことがあったが断トツの32票を集めている。谷は今年4月にHKTからSKEに移籍したのでこの両グループのメンバーから幅広く得票を得た結果だろう。『※AKB調べ』のユニークなところは、そのヨゴレ度合にきちんとランク(順位)が付いているところだが、番組の中で映された谷の部屋はなかなかの凄さで、この断トツの1位には説得力があった。すなわち、さすがに32票を集めてトップになっただけの迫力あるたたずまいだったのである。

さて、今回名前があがった7人にとってこの“汚ドル”特集は果たしてメリットがあったのか。

昔流の“アイドル”の考え方からすれば、このようなマイナスのイメージを与えかねない”素の姿”を見せてしまうということは有り得ないことだった。だが、「”素の姿”を全部見せて、そのうえで好きになってもらうというのが今のアイドル(指原)」という新しい“アイドル”像が出来つつあるので、この特集を通して7人の人気はより上がっていくかもしれない。これだけはなんとも測りようがないが。
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ただし、AKB48Gのようにメンバー多いと「目立つ」とか「話題になる」ということは大事なことである。この“汚ドル”という特集は相当強烈なインパクトを持っていることは確かなので、普段あまり話題に上がらないメンバーにとっては世間の「注目を惹く」という点でメリットはあっただろう。

『※AKB調べ』141119

以上

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